帝王切開の手術ミスにより生死をさまよう

数年前、私は双子を妊娠し、2か月にわたる管理入院と24時間点滴により、早産を防いでいました。ところが、出産予定日が来ても陣痛が起きず、一転陣痛促進のためにさまざまな処置を毎日行われたのち、子宮が伸びきって陣痛が起きないと判断され、緊急帝王切開が行われて予定日の二日後に双子を出産しました。
双子が未熟児で2週間保育器に入ったのち、一緒に退院したのですが、すぐに私は高熱が出て、出産により身体が弱って風邪をひいたのだと思っていました。ところが何日たっても高熱がひかず、寒気により震えが止まらなくなり、これはおかしいと入院した病院に夜中に行ったところ、白血球の数が増大しており、手術で全部摘出したはずの胎盤が子宮に残っていてそれが化膿して炎症を起こしているとのことで、そのまま緊急手術になりました。麻酔を打つと大出血を起こす恐れがあるとして、麻酔なしでの掻把手術。想像を絶する痛みでした。痛みにより失神したのは初めての経験でした。
その後も一週間高熱が続き、生死の境をさまよいました。もし、自分でおかしいと思って病院に来ていなければ、急な大出血が起こり、救急車で運ばれても助からなかったかもと言われました。あまりに私の回復が遅いので双子の一人が病院に運び込まれ、子どもを育てなくてはという必死の気持ちからやっと熱が下がり、回復に向かいました。
その後も産後の肥立ちが悪く、一年以上体調が回復せず、双子を育てながらいつ寝ているのか起きているのか、自分は何をしているのかという朦朧とした一年を過ごしました。
今思えば、病院を訴えたり、治療費の支払いを拒否したりしたほうが良かったのではと思いますが、当時はそんなことに思いが及べないほど心身ともに弱っておりました。
自分も子どもたちも無事で、20年近く経った今、みんな健康に暮らしていることを幸せに思います。

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